伊地知 純正の『My London Year』

伊地知 純正の英語の学力は、大変すごく、岡倉天心『The Book of Tea』などという英文とは比べ物にならなく、岡倉天心の英文などは、日本人の英文と言えると思うが、伊地知 純正の英文は、大変素晴らしく、岡倉天心や他の明治の英文の大家の英文と比較すると伊地知 純正の英文の良さが一目瞭然だと思う。

林語堂『開明英文文法』

文法というものは、事物を表現する方法だけではなく、省略する方法をも教えるべきである、といって省略の代示という章を設けているが、文法に省略のことも考慮に入れるべきだ、ということは、文法が文章を考察している以上当然のことだと思われる。

富永仲基『翁の文』『楽律考』偽書考

富永仲基は、『出定後語』にて天才の誉れ高いが、昭和になって発見された『翁の文』『楽律考』は、内容からして簡略に書かれているところなどから、富永仲基の著作とは、言い難く、必ず偽書であらう。