数学と非数学 複素解析(complex analysis)

数学と非数学 最初に虚数(nombre imaginaire 想像上の数)を発見したのはカルダーノで、1545年の『Artis magnae, sive de regulis algebraicis』(Nuremberg)の中で、10 を積が 40 になる2つの数に分ける問題が載せられている。カルダーノは、この問題は不可能だが形式的に解を求めれば  5 + √−15 と 5 − √−15 の2つであると書いている。複素解析に於いて、ガウスを使用して想像上の数を展開しているが、カルダーノを使用して想像上の数を展開すれば良いだろう。