『新英文解釈練習』と『新クラウン英文解釈』河村重治郎 三省堂

『新英文解釈練習』は、河村重治郎の著作であるが、『新クラウン英文解釈』の方が有名で、『新英文解釈練習』の方は余り有名ではない。内容は、ほぼ同じで、『新クラウン英文解釈』は、『新英文解釈練習』を簡略したもので、『新英文解釈練習』の方が良い。

英語学に必携の書-『新英文解釈』河合茂

河合茂は、英語の実力が大変あり、田中菊雄以上に有名でないといけないと思う。

 

Anxiety keeps me awake at night.

    心配が夜、私を目覚めさせておく。→ 私は、心配で夜、眠れない。

 

英語で大切な事は、勿論、英語が得意になるまで努力することだと思うが、英語の実力がある人を知っておくことも大切だと思う。河合茂の名は、知らない人が多いと思うが、河合茂の著作は、全て一級品で、英語学に必携だと思う。

中澤一『中澤のミッション大学英語攻略バイブル 旧約篇 新約編』

中澤一の『中澤のミッション大学英語攻略バイブル 旧約篇 新約編』の訳文は、翻訳家の藤岡啓介が担当していて大変参考になり、出来も大変良く、英語の向上に資すること多大である。

英語の五文型の当否について

英語では、五文型がよく使用され、それが、英語の考え方の特徴になりやすいが、、しかし、これは、よく考えて使用しないと、大変危険な考え方であると思う。つまり、日本語でいう、接続詞や副詞や形容詞などという文の重要な成分を省略して何文型かを考えるという大変危険な考え方になると思う。英語を五文型に分類することと文章の意味を考えるということは全く別問題であると思われる。

高村勝治『解明 英文解釈』

高村勝治の『解明 英文解釈』は、英文解釈に当たっての必要事項が記載され、よく参考になると思う。

 

3. 常識を身につけよ。

   常識( common sense )とことさら言わなくとも、普段目にし、耳にすることがいつでも応用出来る様に〈 ready to use 〉なっていれば良いので、所謂一般の常識を身に付けて欲しい、という事である。

   どんなに語学的才能が豊かであっても、それだけでは Essay には通用しない。

   Essay は、人間の常識的な面を反発したり、くすぐったりして、大いに常識と関係があるからである。

 

英語が大変得意である人でも、見た事があると言う人は、希少ではないだろうか。

『現代英文の解釈と鑑賞』上田勤

東大教授の上田勤は、『現代英文の解釈と鑑賞』を読むと、大変、才があり、英文を読む能力に長けており、内容は、『新クラウン英文解釈』の上をゆくと思う。特に英文学を学ぶ人に適した書籍だと思う。