Entries from 2020-02-01 to 1 month
須藤 兼吉の『英文解釈の徹底的研究』は、一つのことに例文が多くあり、英語学習にとって大変有益であると思われる。
ジャック・クラレの『語の選択』は、説明が当を得、文章を書く上でとても参考になり、説明の的確さは、余り類を見ないと思われる。
潮田五郎の『英解講義』は、発想、訳共に優れ、大いに参考になると思う。
『アンカーコズミカ英和辞典』 は、小型の英和辞典として他の英和辞典にない特徴があり、参考の辞書として置いておくべきであると思う。
伊地知 純正の英語の学力は、大変すごく、岡倉天心の『The Book of Tea』などという英文とは比べ物にならなく、岡倉天心の英文などは、日本人の英文と言えると思うが、伊地知 純正の英文は、大変素晴らしく、岡倉天心や他の明治の英文の大家の英文と比較する…
文法というものは、事物を表現する方法だけではなく、省略する方法をも教えるべきである、といって省略の代示という章を設けているが、文法に省略のことも考慮に入れるべきだ、ということは、文法が文章を考察している以上当然のことだと思われる。
富永仲基は、『出定後語』にて天才の誉れ高いが、昭和になって発見された『翁の文』『楽律考』は、内容からして簡略に書かれているところなどから、富永仲基の著作とは、言い難く、必ず偽書であらう。
宮川幸久の『アルファ英文法』(研究社)は、訳、構成共に優れ、安藤貞雄の『英文法』と双璧を成すと思われる。
細江逸記博士の蔵書目録である『細江文庫目録』と渡部昇一博士の『渡部昇一言語学関係蔵書目録』は、必ず古英語の研究に資するところがあるだろう。
湯川 特に日本の若い人の場合を考えると、ものを考えるということは、一番直接の手段は、言葉で、いや、手段といっては悪く、ことば自身が思想であらうと思う。ところが、思想を表現する為の日本文、日本語そのものの学力が昔よりずっと落ちている。英語その…
よく『リーダーズ英和辞典』が語彙数が多いという理由で最初に使用されるかもしれないが、『新英和大辞典』を先ず最初に使用すべきだと思う。『リーダーズ英和辞典』は、語彙数は多いが、説明や解釈に不安が多いが、『新英和大辞典』の方は、殆ど完璧な説明…