CLASS FIELD THEORY 類体論講義 シュヴァレー

シュヴァレーの類体論の講義を日本語訳したいと思います。類体論は、ヒルベルトから始まり、高木貞治により研究され、アルティンに受け継がれたとても大切な理論だと思います。

 

                            Introduction 

 

 これらの講義の目的は、聴講者に類体論コホモロジーの方法の使用を紹介することだった。

 類体論とは、代数のK体の可換非分岐拡大とKのイデアル類の群の間に存在する関係で、最初ヒルベルトによって発見された。ヒルベルトの結果は、殆ど推測の方法で、その上、ヒルベルトは、殆ど全てのKのイデアルは「絶対類体」(単項イデアル定理)となるという定理、今、基本的な現象としてより主定理の当然の結果として現れているということに対して興味を持っていたように思われる。厳密的な意味においての類体論は、高木とアルティンによって作られた。